かぶせ釣りの仕掛けは、釣りの中でもいちばんシンプルな部類です。道糸・ハリス・針・エサのカキ——基本はこれだけ。オモリもウキも使いません。
シンプルだからこそ、ひとつひとつの号数や素材の選び方が、釣果に直結します。この記事では、道糸・ハリス・針、そして「使う場合のオモリ」まで、釣歴20年のミケ丸が実際の組み合わせを解説します。
🐈 ミケ丸の一言
かぶせ釣りの仕掛けは、覚えてしまえば一生ものだ。難しい結びもいらない。だけど「なんとなく」で組むと釣果は伸びない。理由を知って組むと、ぜんぜん違う。

かぶせ釣りの仕掛けの全体像
かぶせ釣りの仕掛けは、上から道糸 → ハリス → チヌ針 → 殻付きカキという構成です。
最大の特徴はオモリを使わないこと。カキ自体の重さで、仕掛けが自然に沈んでいきます。これがかぶせ釣りの基本スタイルです。
道糸|ナイロン3〜4号が基本
かぶせ釣りは仕掛けを真下に落とす釣り。遠投する釣りとは、求められるラインの性質が少し違います。重要なのは次の3つです。
- 耐摩耗性:堤防の際やカキ殻でラインが擦れる。根ズレに強いこと
- 感度:底取りやアタリを感じ取れること
- 適度なコシ:真下にスムーズに落とせること
道糸はナイロンの3〜4号が基本です。適度な伸びがバラシを軽減し、扱いやすく初心者向き。コブダイが掛かることも考えると、細すぎる糸は避けます。PEラインは伸びがなく根ズレに弱いため、かぶせ釣りではあまり使われません。
🎣 ミケ丸のおすすめ
東レ 銀鱗 道糸 ナイロン3〜4号
扱いやすい定番ナイロン。チヌ中心なら3号、コブダイも視野なら4号。
ハリス|フロロカーボン3〜5号
ハリスは魚に直接触れる部分。フロロカーボンの3〜5号を使います。フロロは耐摩耗性が高く、水中での透明度も高い。長さは1〜2ヒロ(1.5〜3m)が目安です。
道糸はナイロン、ハリスはフロロ——この組み合わせが、扱いやすさと強さのバランスがよく、ミケ丸のおすすめです。
🎣 ミケ丸のおすすめ
フロロカーボン ハリス 3〜5号
耐摩耗性の高いフロロ。カキ殻の多い場所ほど太めが安心。
針|チヌ針4〜6号
針はチヌ針の4〜6号。カキのサイズに合わせて選びます。銘柄に強くこだわる必要はなく、カキをしっかり刺せる強度があれば十分。ハリス付きの市販品なら、結ぶ手間も省けます。
🎣 ミケ丸のおすすめ
オーナーばり かぶせ釣り針(ハリス付き)
ハリス付きですぐ使える。4〜6号を数パック持っておくと安心。
オモリは「基本なし」。でも風・潮が強い日は…
くり返しになりますが、かぶせ釣りはオモリを使わないのが基本です。カキの重さで「フワッと自然に沈む」——これが理想で、チヌがいちばん追いやすい落ち方です。
ただし、風が強い日や潮が速い日は、仕掛けが流されて安定しません。そんなときだけ、ガン玉や軽い中通しオモリで微調整します。これは「オモリを使う釣りに変える」のではなく、あくまで自然な落下を取り戻すための調整です。
ガン玉サイズの早見表
| 状況 | 目安 |
|---|---|
| 風なし・潮ゆるい(基本) | オモリなし/ガン玉3B |
| 横風2m以上・潮が速い | ガン玉5B |
| カキ棚の隙間へ一気に落とす | 6B〜軽い中通しオモリ |
判断の基準はひとつ。エサが「フワッと自然に沈んで見える重さ」が正解です。重すぎれば沈みが速くてチヌが追えず、軽すぎれば流される。状況が変わったら、こまめに替えます。
ガン玉を使うときの注意——針から5〜8cm上に付けること。針の根元に付けるとエサの動きが不自然になり、チヌが警戒します。
🎣 ミケ丸のおすすめ
ガン玉セット(B〜6B 詰め合わせ)
サイズ違いがまとまったセットが便利。風・潮に応じて使い分ける。
🐈 ミケ丸の一言
ぼくも最初は、3Bを付けっぱなしで一日やっていた。それで釣れない日が続いた。先輩に「ガン玉がまず違う」と言われて、はじめて真剣に考えた。サイズひとつで、本当に釣果が変わる。
仕掛けの組み方|手順
図解のとおり、結びの順番はシンプルです。
- リールの道糸(ナイロン3〜4号)を用意する
- 道糸の先に、ハリス(フロロ3〜5号・1〜2ヒロ)を結ぶ
- ハリスの先に、チヌ針(4〜6号)を結ぶ
- 針に殻付きカキを付ける(風・潮が強ければハリスにガン玉を足す)
結びは、糸どうしはユニノット、針は内掛け結びが基本。難しく考えず、まず1セット組んでみてください。
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🐈 ミケ丸の一言
仕掛けはシンプルでいい。凝るより、エサの落ち方を見ること。フワッと自然に——それさえ守れば、チヌはちゃんと食ってくる。

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