桜が散り始めるころ、瀬戸内・山陰の海では毎年ひとつの大きなドラマが始まります。それが「乗っ込み」と呼ばれるクロダイ(チヌ)の産卵前の接岸です。普段は沖の深場にいる大型のチヌが、産卵のために浅場へとやってきます。岸からでも大物が狙える、年に一度の絶好のチャンス。この記事では、4月のチヌ釣りの楽しさと攻略法を初心者にもわかりやすくご紹介します!

目次
乗っ込みチヌって何?なぜ4月が狙い目なの?
クロダイ(チヌ)は、毎年春になると産卵のために浅瀬へ移動してきます。この行動を釣り人は「乗っ込み」と呼び、古くから春の風物詩として親しまれてきました。
瀬戸内・山陰エリアでは4月〜5月が乗っ込みのピーク。水温が14〜17℃前後に上がり、大潮の前後で暖かい日が続いたときが特に活性が高くなります。
瀬戸内・山陰エリアのおすすめ釣り場
瀬戸内(広島・岡山・愛媛・香川エリア)
- 広島県・呉エリア:島周りの護岸や漁港堤防が好ポイント。チヌの魚影が特に濃い。
- 岡山県・笠岡諸島:複雑な地形が多く、チヌが好む浅瀬が点在。
- しまなみ海道沿い(広島〜愛媛):橋脚周りや島の護岸がポイント。
山陰(島根・鳥取エリア)
- 松江市・中海・大橋川:汽水域でキビレ(黄チヌ)も混じる。
- 境港(境水道):足場が良く、ファミリーでも安心。
- 浜田港周辺:水深があり大型が出やすい。
チヌ釣りの2大スタイル:フカセ釣りとチニング

① フカセ釣り(餌釣りの定番)
ウキを使ってオキアミや練り餌を流す伝統的な釣法。チヌ釣りの王道とも言われます。
必要な道具(基本セット)
- 磯竿 1〜1.5号(4.5〜5.3m)
- レバーブレーキ付きスピニングリール(2500〜3000番)
- ナイロンライン 2〜2.5号
- ウキ(円錐ウキ 00〜B号)
- 鈎(チヌ鈎 2〜3号)
- エサ:オキアミ(冷凍)+配合エサ(集魚剤)
② チニング(ルアーで狙う新スタイル)
ここ数年で一気に人気が広まったルアーフィッシング。底をズル引きしたり、ボトムバンプで誘います。
- バスロッドやシーバスロッド(6〜7ft、Mクラス)
- スピニングリール 2500〜3000番
- PEライン 0.8〜1号 + フロロリーダー 2〜3号
- ジグヘッド(5〜14g)+クロー系ワーム
4月のチヌ攻略タイムスケジュール
- 大潮〜中潮の日を優先的に選ぶ
- 朝マズメ(日の出前後1〜2時間)と夕マズメ(日没前後)が特に高活性
- 暖かい日が3〜4日続いた後の大潮周りが最高の条件
- 4月の瀬戸内は朝夕はまだ肌寒いので、防寒着は必携
釣れたチヌの美味しい食べ方

- 刺身・カルパッチョ:昆布締めにするとさらに旨味が増す。
- チヌの潮汁:骨からいいダシが出る。チヌ料理の定番。
- 塩焼き・煮つけ:シンプルに塩焼きにするだけでも絶品。
- チヌめし(鯛めし風):チヌを丸ごと炊き込みご飯にする瀬戸内の郷土料理。

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